
2026.6.1
NE株式会社、コーポレート・ベンチャーキャピタル事業第1号案件を実行
~「QUALITY REUSABLES」を掲げ二次流通の場から健全な”モノ”と経済の循環を目指す株式会社KLDに出資~
NE株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長CEO:比護則良、以下「NE」)は、この度、既存事業の競争力強化と将来的なコマース市場の価値創出を目的としたコーポレート・ベンチャーキャピタル(以下「CVC」)事業において、第1号案件となる株式会社KLD(本社:福岡県糸島市、代表取締役CEO伊東健太、以下「KLD」)への投資を実行したことをお知らせいたします。
KLDについて
KLDは、安定成長を続ける国内ファッションリユース市場において、”モノ”がもつ価値に誠実に向き合い、正当な評価と透明性の高い情報によって二次流通の場から健全な”モノ”と経済の循環を目指して、ブランドアイテムの買取とリユース販売を行っています。
同社は、独自のデジタル査定プロセスと高品質なリユース戦略により、過去3年間で平均年間買取顧客数成長率39.4%を達成しており、その高い市場適合性と将来性が評価されました。
アパレル業界が抱える「大量生産・大量廃棄」という課題は、環境負荷や資源の浪費の観点から、SDGsの文脈において最も解決が急がれるテーマの一つです。この深刻な課題に対して、ただ「古着を右から左へ流す」だけでなく、「世の中に納得できる循環を」というビジョンを掲げて一石を投じているのがKLDです。
KLDが社会に示す存在意義は、単なる中古品の売買にとどまらず、「服の短寿命化(使い捨て)」にブレーキをかけ、価値ある衣服が長く愛される循環「QUALITY REUSABLES」を生み出している点にあります。
・「使い捨て」から「価値の持続」への転換
大量生産・大量廃棄の背景には、「安く買ってすぐ捨てる」という消費者マインドや、二次流通(中古市場)でのブランド毀損があります。KLDは服が持つ本来の価値を正当に評価することで、「良い服をケアしながら長く着て、次の人に繋ぐ」というサステナブルなライフスタイルを社会に定着させています。
・一次流通(ブランド)との協業・共生
多くのリユース業者がブランド側と分断されている中、KLDは「ブランドと協業して納得感のある循環をつくる」ことを目指しています。ブランドのアイデンティティやこだわりを理解した上で二次流通を担うため、ファッション業界全体のイメージを損なわず、ブランド側にとっても「自社製品が大切に扱われる」という安心感を提供しています。
本件投資の概要
本件は、NE株式会社による第三者割当増資の引き受けであり、当社のCVC事業における第1号案件となります。
投資実行日:2026年5月29日
投 資 金 額:A種優先株式 / 引受総額19,999千円
引受ラウンド:プレシリーズA
KLDへの投資理由
KLDはアパレル業界の抱える課題に向き合い、二次流通を通じて世の中に納得できる循環をもたらすという社会的な意義のある取組を行っています。また、KLDは同社の主要な販売チャネルであるECの運営をネクストエンジンで行う当社のユーザーでもあるほか、買取と査定のプロセスをデジタル化し、その仕組みをRaaS(Reuse as a Service)として他の事業者へ横展開し、将来的にはネクストエンジンユーザーに対するサービス提供も検討するなど、当社プラットフォームの付加価値向上に資するパートナーに位置づけられます。
当社CVC事業の投資目的「NEを起点とした共創エコシステムの拡張、パートナーとの協働による新しい価値創出、既存事業・新規事業の加速、およびバリューチェーンの強化」に合致することと、今後の共創に期待して投資を決定いたしました。
KLD伊東CEOのコメント
このたび、NE株式会社様より1号案件として、ご出資いただけることを、大変光栄に思っております。
「ネクストエンジン」は、KLD創業初期から日々の運営を支えてくださっている、事業成長に欠かせない基盤の一つです。
今回の資金調達を通じて、私たちはファッションリユースを単なる中古売買ではなく、ブランドや人の歴史・価値が次の時代へ受け継がれていく市場へと進化させていきたいと考えています。
また、NE株式会社様には、EC・物流・オペレーション領域における豊富な知見を通じて、今後の事業成長を共に推進いただけることを期待しております。
CVC事業開始の背景と目的
今日のEC市場は、技術進化や消費者ニーズの多様化により、急速に変化しています。
NEはこれまで、数多くのパートナー企業の皆さまと良好な関係を築きながら、6,700社以上の事業者に利用され、年間1兆円超のEC流通を支える基盤SaaSとして成長してまいりました。
こうした市場環境の変化の中で、NEが掲げる企業文化「コマースに熱狂を。Love Commerce.」を実現していくためには、自社の枠を超え、外部の革新的な技術やビジネスモデルとの共創が不可欠であると判断しました。
NEのCVCは、外部パートナーとの協働を通じてコマース領域に新しい価値をつくりだし、既存事業の進化や新たな事業機会の創出、そしてバリューチェーン全体の連携強化を目的とする取り組みです。
CVC投資の基本方針と概要
NEのCVC投資は、共創を通じて事業の進化と価値創出を推進する企業への戦略的投資を基本方針とします。
| 投資形態 | 自己資本による直接投資(将来的にはファンド組成を検討) |
|---|---|
| 投資目的 | NEを起点とした共創エコシステムの拡張、パートナーとの協働による新しい価値創出、既存事業・新規事業の加速、およびバリューチェーンの強化 |
| 投資対象 | NEと協働・共創できるユーザー企業、周辺サービス・技術企業、取引先・事業パートナー、エコシステムを共に創り上げる意思を持つ企業・チーム |
| 投資領域 |
熱狂を生み、価値の連鎖をもたらす事業領域 データ・プロダクト・オペレーションと掛け合わせて価値拡張できる領域 共創エコシステムの発展につながるあらゆる領域(国内・海外/モノ・サービス問わず) |
| 年間投資目安 | 年間5件程度 |
※ 特に、ネクストエンジンを利用するユーザー企業への成長支援を通じて、新たな価値創出と事業拡大をともに目指します。
また、周辺サービス企業との連携を深めることで、NEが担うバリューチェーンをより強固なものへと進化させてまいります。
CVC投資に関するお問い合わせ・詳細
詳細はこちら:http://ventures.ne-inc.jp
電話:03-4540-6512(平日9:30~18:30)
NE株式会社について
「コマースに熱狂を。Love Commerce.」を企業文化に掲げ、EC事業者の成長を支えるSaaS・支援事業を展開しています。EC支援・SaaS事業、コンサルティング事業、地方創生・自治体支援事業の3領域で事業を推進し、AIエージェント時代のコマースインフラとしての地位確立を目指します。
| 名称 | NE株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長CEO 比護 則良 |
| 所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目2-3 EPIC TOWER SHIN YOKOHAMA 16階 |
| 設立 | 2022年5月2日 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 グロース市場(証券コード:441A) |
| 資本金 | 272,500千円(2026年1月31日現在) |
| 事業内容 | EC支援・SaaS事業、コンサルティング事業、地方創生・自治体支援事業 |
| 企業サイト | https://ne-inc.jp |
